2026/5/11
議員として活動する中で、
「これは市民感覚と少しズレているのではないか」
そう感じることがありました。
大きな政策の話ではありません。
むしろ、日常の小さな場面です。
けれど、そういう小さな場面にこそ、その世界の感覚が表れるのではないか。
私はそう思っています。
議員控室には、お湯が用意されています。
コーヒーやお茶は、自分で入れます。
ただ、そこで気になったことがありました。
議員が使ったカップや湯飲みを、自分で片づけていなかったのです。
夕方になると、議会事務局の職員の方が来て、洗い物をしていました。
「自分のものは自分で」
その姿を見たとき、私は違和感を覚えました。
自分で使ったものくらい、自分で片づけるべきではないか。
そう思いました。
そのため私は、自分の使ったカップや湯飲みは、自分で洗うようにしました。
もしかすると、小さなことかもしれません。
ですが私は、こういう部分にこそ、その人の感覚が出ると思っています。
議員という立場になると、周囲がいろいろやってくれる場面があります。
だからこそ、特権意識を持たないことが大切だと思いました。
気づかないうちに、
「やってもらって当たり前」
という感覚になってしまう。
それが怖いのだと思います。
もう一つ、驚いたことがあります。
私の議員控室ではありませんでしたが、別の議員控室では喫煙が行われていました。
当時、庁舎内は喫煙所以外禁煙でした。
しかし、
「議員控室は例外」
という扱いになっていました。
私は、そのことにも強い違和感を覚えました。
もちろん、時代背景もあったと思います。
ただ私は、
「これを市民の方が見たら、どう感じるだろうか」
と考えました。
議員だけが例外。
議員だけが特別扱いされる。
その積み重ねが、政治への不信感につながってしまうこともあるのではないか。
そう感じました。
政治の世界の中では当たり前になってしまっていることでも、市民の感覚から見れば不自然に映ることがあります。
だからこそ、議員は常にその視点を持たなければならないのだと思います。
議員は、市民の代表です。
だからこそ、「特別扱いされる存在」ではなく、できるだけ普通の感覚を持ち続けることが大切なのだと思います。
議員になったから偉いわけではありません。
むしろ、市民の感覚から離れないよう、自分自身を律していく必要があるのだと思います。
私自身も、慣れの中で感覚がズレてしまわないよう、気をつけていきたいと思っています。
議員として活動を続ける中で、私は「議会で質問すること」の重みも感じるようになりました。
質問一つで、行政が大きく動くこともあります。
次回は、初めて「議会質問の重さ」を実感した話を書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二

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