2026/5/9
議員として活動する中で、子どもに関する相談やお話を伺う機会が増えていきました。
その中で、今でも強く心に残っている話があります。
それは、学校の先生や学童保育の指導員の方から伺った話でした。
夏休みなどの長期休暇が明けたあと、子どもの体重が落ちていることがある。
そうしたお話を伺いました。
もちろん、個人情報がありますので、どこの誰という具体的なお話ではありません。
それでも、私は大きな衝撃を受けました。
成長するはずの子どもが
子どもは、本来、日々成長していく存在です。
それなのに、体重が落ちてしまうことがある。
学校給食がなくなることで、十分な食事が取れなくなる家庭がある。
私は、その現実を知りました。
子どもの成長にとって、毎日の食事がどれほど大切かは言うまでもありません。
その当たり前が守られていない現実が、すぐそばにあるのだと感じました。
また、フードパントリーを運営されている方からも、印象に残る話を伺いました。
「本当に支援が必要な人ほど、支援を受けていない」
という話です。
周りから見れば、明らかに支援が必要な状況に見える。
それでも、
「私なんかが支援を受けていいんでしょうか」
と遠慮してしまう方が多いそうです。
助けを求めること自体にためらいがある。
そのことが、支援につながりにくくしている現実もあるのだと思いました。
支援活動をされている方々からは、
「子どもの貧困は、親の貧困でもある」
という話も伺いました。
子どもだけを切り離して考えることはできない。
家庭全体を支えていかなければ、根本的な解決にはならない。
私は、その言葉の重みを強く感じました。
子どもに必要な支援を考えるとき、同時に家庭の生活基盤や保護者の状況にも目を向けなければならないのだと思います。
子どもの貧困は、外からは見えにくいことがあります。
表面上は普通に見える。
しかし、その裏側では、生活に困っている家庭がある。
支援を求めることすらできない人たちもいます。
だからこそ、こちらから気づき、支えにつなげていく視点が大切なのだと感じました。
だからこそ、地域の支えが大切なのだと思います。
学校、地域、子ども食堂、フードパントリー。
行政だけでは届かない部分を、地域で支えている人たちがいます。
私は、そうした活動をされている方々に、本当に頭が下がる思いです。
地域の中で「気づく人」がいて、「声をかける人」がいて、「つなぐ人」がいる。
その積み重ねが、子どもたちを支える大きな力になっているのだと思います。
議員として活動を続ける中で、私は「制度」と「現場」の間にあるギャップも感じるようになりました。
理想と現実。
計画と実態。
その違いに、悩むこともありました。
次回は、議員として感じた「行政の難しさ」について書きたいと思います。

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