2026/5/19
最近の夏は、本当に暑くなりました。
外に出るのがつらいだけでなく、家の中にいても暑さを感じる日が増えています。
冷房をつけても、なかなか部屋が冷えない。
電気代が気になって、つい我慢してしまう。
夜になっても家の中に熱がこもり、疲れが取れにくい。
高齢の親や小さな子どもがいる家庭では、室内の暑さが心配になる。
そうした声を聞くことも増えました。
2024年9月議会で、私は断熱リフォームの推進について質問しました。
断熱というと、冬の寒さ対策というイメージが強いかもしれません。
でも、これからは夏の猛暑から暮らしを守るためにも、断熱がとても大切になります。
断熱が不十分な住宅では、外の暑さの影響を受けやすく、冷房の効きも悪くなります。
反対に、窓や壁、天井などの断熱性能を高めることで、室内の温度が安定し、冷房の効率もよくなります。
これは、家計にも、健康にも関わる話です。
上天草市には、住宅リフォーム等支援事業補助金があります。
そこで私は、この補助金を活用した工事のうち、断熱化工事が何件あったのかを確認しました。
答弁では、令和5年度の交付件数は全体で27件。
そのうちリフォーム工事が18件、空き家解体工事が9件。
そして、断熱化工事への交付件数は0件でした。
断熱工事は補助対象になっているのに、実際の利用はゼロ。
ここに、これから考えるべき課題があると思います。
2025年4月以降に着工する住宅などには、省エネ基準への適合が義務化されました。
国としても、住宅の断熱性や省エネ性能を高める方向に大きく動いています。
また、国の住宅省エネ関連の補助制度では、既存住宅の省エネ改修や窓の断熱改修も対象になってきました。
ただし、2025年の制度は受付が終了しているものもあり、制度は毎年変わります。
だからこそ、市民の皆さんが使える制度を分かりやすく伝えることが大切です。
リフォームというと、水回り、屋根、外壁を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、それらも大切です。
でも、これからの時代は、
「暑さに強い家」
「冷暖房の効きやすい家」
「体にやさしい家」
という視点も必要です。

私は、断熱を「温熱のバリアフリー」と考えています。
家の中の段差をなくすことがバリアフリーなら、部屋ごとの温度差を少なくすることも、暮らしを守る大切なバリアフリーです。
高齢の方にとっても、子育て世代にとっても、室温が安定した家は安心につながります。
熱中症の不安を減らし、冷房の効率を高め、毎日の疲れも軽くしてくれる可能性があります。
上天草市は令和4年にゼロカーボンシティを宣言しています。
冷暖房によるエネルギー使用を抑える断熱リフォームは、カーボンニュートラルにもつながる取り組みです。
市の答弁では、断熱リフォームに特化した新たな補助制度について、当時は創設を検討していなかったものの、今後は市民ニーズや他自治体の状況を注視し、国や県の補助金など財源確保を含めて、制度化について検討を進めたいとの考えが示されました。
暑さを我慢する暮らしから、安心して過ごせる住まいへ。
家族の健康を守り、電気代の負担を抑え、地域の工事にもつながる断熱リフォーム。
これは、これからの上天草市に必要な、暮らしに近い政策だと考えています。
先を見据えた住まいの暑さ対策を、分かりやすい情報発信と使いやすい支援につなげていきたいと思います。
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ナニカワ マサヒコ/54歳/男
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