2026/5/16
辻原登、和歌山県日高郡印南町が生んだ文豪
今週は地区要望の現場視察、県庁での打ち合わせ、事務所の片付けなどをして過ごしました。
先日、用事があり大阪まで鈍行で行く機会がありました。
帰り道、持ってきていた小説を手にして、何度目かわからないページを捲り、改めて読み直してみました。
1945年、印南町切目(島田)にて生まれた辻原登(本名村上 博)は、1990年の芥川龍之介賞をはじめ、読売文学賞(1999年)、谷崎潤一郎賞(2000年)、川端康成文学賞(2005年)、大佛次郎賞(2006年)、毎日芸術賞(2010年)、芸術選奨(2011年)、司馬遼太郎賞(2012年)、紫綬褒章(2012年)、伊藤整文学賞(2013年)、毎日出版文化賞(2013年)、日本芸術院賞・恩賜賞(2016年)、そして旭日中綬章(2024年)といった、ありとあらゆる賞を受賞された名作家です。
辻原登の小説は少し難しいところもある一方で、流れるような情景や心理の描写が見事で、現実と非現実の間で目まぐるしく移りゆくにも関わらず、自然とそれを受け入れ、読み進められてしまう不思議な力を持っているように感じます。
「枯葉の中の青い炎」は短編集で、先述した特徴がゆえに、「内容や展開をこれでもかと詰め込むなぁ」と思いながらもスラスラ読めてしまいました。その中の「野球王」では、印南町切目での同級生との思い出が描かれます。
こういった文豪が日高郡から出ていることをどのぐらいの人が知っているだろうか。
御坊日高には何もない。そう言われることも多いですが、「何があったのか知らない」が正しい表現ではなかろうか。
御年、80歳とご高齢ではありますが、個人的にはぜひ地元での講演や、名誉町民のような地域からの祝福を…と、思っております。
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