2026/6/11
お元気ですか?荒川区議の大月です。ちょっと、日経が続きますが、ある意味では私の原点でもあるのでお付き合いください。

2026/06/08 『「辞めホンダ」からの伝言 大義の追求、現実と両立を』より
先日、日本経済新聞に掲載された「辞めホンダ」の記事を読みました。ホンダを退職したOBたちが、外から見た古巣の強みや課題について語る内容でしたが、単なる企業分析にとどまらず、「組織とは何か」「リーダーは組織をどう導くべきか」を考えさせられる記事でした。
印象的だったのは、ホンダOBが語る「ホンダは大義を重視する会社だった」という言葉です。何を成し遂げるのか、社会にどのような価値を提供するのかという理念を大切にする文化がある一方で、それが行き過ぎると顧客ニーズや収益性とのバランスを失うこともあるという指摘がなされていました。
この記事を読んで、私は改めてホンダとトヨタの企業文化の違いについて考えました。トヨタは、成果物である自動車をいかに品質良く、効率的に生み出すかを追求してきた企業だと思います。その象徴が「カイゼン」活動です。現場の小さな改善を積み重ねることで、生産性を向上させ、品質を高め、コストを削減していく。この地道な積み重ねが、世界有数の自動車メーカーとしての地位を築いた原動力の一つなのでしょう。
おそらく人事評価や人材配置においても、組織全体の成果を高めるためにどれだけ貢献したかが重視されているのではないかと思います。組織としての再現性や継続性を重んじる文化が感じられます。
一方でホンダは、新しい価値や新しい成果物を生み出すことを重視する企業文化を持っているように見えます。これはあくまで外部から見た私の推測ですが、既存業務の効率化や改善活動よりも、新しいことに挑戦する姿勢が高く評価される傾向があるのではないでしょうか。たとえ結果として十分な成果に結び付かなかったとしても、誰も挑戦していない領域に踏み込んだ人材が評価される。だからこそ、本田宗一郎氏以来のチャレンジ精神が受け継がれ、独創的な製品や技術が生まれてきたのだと思います。
【続く】
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>大月 たけひろ (オオツキ タケヒロ)>【新聞CK:日経①】組織の個性とリーダーシップを考える~トヨタとホンダ、セゾン・東芝そして自治体~