2026/5/19
2027年3月31日までに400冊読む修行🏋️♀️
現在 326/400冊
題名 『自治体の研修担当になったら読む本』
所感 「自治体の研修担当は前例踏襲で回っている現場が多いが、本書は年間計画の立て方から効果測定まで実務を体系化している点が実践的だと感じました。特に研修後3か月での上司ヒアリングで職場での行動変容を確認する手法は、学びを定着させる仕組みとして有効だと感じました。」
📘本の概要📘
本書は、自治体で研修担当になった職員が、何から手をつければよいか分からないという悩みに正面から答える実践的なガイドブックです。著者は、多くの自治体で研修担当者が十分な引き継ぎもないまま配属され、前例踏襲で研修を実施している実態を指摘しています。
研修担当の仕事は、年間計画の作成、予算の確保、講師の選定、会場の手配、受講者の募集、当日の運営、そして事後評価まで、多岐にわたります。本書では、これらすべての工程を、具体的な手順とともに解説しています。たとえば、年間研修計画を立てる際には、組織の人材育成方針を確認し、各部署のニーズを聞き取り、階層別・テーマ別に体系化していく必要があります。この過程で、単に要望を集めるのではなく、組織として育成すべき能力を明確にすることが重要だと本書は強調します。
特に重要なのは、研修の効果測定です。多くの自治体では、研修直後のアンケートで満足度を測るだけで終わっています。しかし本書は、カークパトリックの4段階評価モデルを紹介し、満足度だけでなく、学習内容の理解度、職場での行動変容、そして組織への貢献まで測定する必要性を説きます。具体的には、研修の3か月後に受講者の上司にヒアリングを行い、学んだことが実務で活かされているかを確認する方法などが示されています。
また、限られた予算の中で研修効果を最大化する工夫も紹介されています。外部講師に依頼すると1回あたり10万円から30万円かかる場合もありますが、内部講師を育成することでコストを抑えつつ、組織の実情に合った研修が可能になります。本書では、内部講師の選定基準、育成方法、そして継続的にモチベーションを維持する仕組みまで詳しく解説されています。
さらに、eラーニングの活用も重要なテーマです。集合研修は時間と場所の制約がありますが、eラーニングを組み合わせることで、受講者が自分のペースで学べるようになります。ただし、eラーニングは途中で離脱する人が多いため、本書では修了率を上げるための設計方法や、集合研修と組み合わせる反転学習の手法が紹介されています。
本書のもう一つの重要な視点は、研修を職場での実践につなげる仕組みづくりです。研修は受講して終わりではなく、職場で実践してこそ意味があります。そのため、研修前に受講者の上司と研修の目的や期待する成果を共有し、研修後には上司が部下をフォローする体制を整えることが不可欠です。本書では、この一連のプロセスを研修転移と呼び、具体的な実践方法を示しています。
自治体の人材育成は、組織の未来を左右する重要な仕事です。本書は、研修担当者が試行錯誤しながら身につけてきたノウハウを体系化し、誰でも実践できる形にまとめた貴重な1冊で
🎙️YouTube解説ラジオ🎙️
【ルール】
①本の読み返しOK(カウントは2回まで)
②挫折禁止の為、宣言と公開
#大和市 #大和市議会 #星野翔 #池田一樹 #学陽書房

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