2026/6/13
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
川西市の学校給食の牛乳が、実質的な選択制となりました!

これで牛乳が飲めない子どもに選択肢ができました。
思い返せば令和5年3月、牛乳選択制について一般質問をしていました。その時は栄養面での話や、法的に定められていると言われ、勉強不足もあって理論武装が弱かったです。
令和7年12月に、再度牛乳選択制について質疑をしました。その際は、法的な面や栄養学、海外の給食、他市の例、そして非常に多い牛乳の廃棄量から、選択制の必要性を訴えました。
そして、市民からの陳情、同僚議員の質問など、様々な要因が重なり、今回の結果に至ったと思います。決断をしてくださった越田市長、担当部局には感謝申し上げます。
■ 「飲用牛乳」停止基準の緩和
これまで牛乳を回避するには、医師の診断書(アレルギー等)が必要でした。
今回、その提出が不要になりました。つまり「実質的な」選択制となったのです。

いやいや、それでも良いのです。法的には確かに牛乳が明記されていることもあって、なかなか難しいのも事実ですから。
ただ、本文を見せてもらった時にツッコミを入れたところは、そのまま変わってないようだ。
体調不良(乳糖不耐症、腹痛、下痢等)と書いているのですが、いやいや、下痢、鼓腸、腹痛などが乳糖不耐症の症状やで…。それなら、あえて「乳糖不耐症」と書かなくてもよいのでは?と思いました。

引用:バイオ・シータ株式会社
これまでも牛乳を飲まない子どもの分は、そのまま毎日のように廃棄されており、保護者はそのお金も払い続けていたわけです。牛乳は1食あたり75円ですから、中学校給食費の約22%に相当します。これはもったいないでしょ?

■ 一般質問を通じて
令和5年の質疑では、「牛乳選択制にしてくれよ」とか、「ご飯なら飲み物はお茶でしょ?」みたいな発言をしていました。そこまで深くツッコめなかった自責の念もあり、その後、どうすれば説得力のある提案にできるのか、改めて考えるようになりました。
泉大津市の南出市長の勉強会にてヒントをもらい、そこから栄養学や牛乳を飲むことによる健康面での研究報告などを調べて、少なくとも一律で求める必要はないのではないか、という結論に至りました。
ぜひこちらの記事をお読みください。
カルシウムだけを摂ればよい、というものではないということです。
カルシウムの吸収にはマグネシウムが必要で、理想は2:1とも言われています。
牛乳だけを飲んで、もしマグネシウムを含むおかずを残していれば、栄養バランスとしてはカルシウムに偏ることになります。
血中カルシウム濃度が高くなれば、マグネシウムの吸収抑制を起こしてしまい、さらにアンバランスになります。
参照:無機質と内分泌疾患
マグネシウムがなければ、カルシウムがいくらあっても肝心の骨を作ることができないと考えられます。
参照:マグネシウムを含む食品摂取の推奨が骨・筋組織の形成・維持のために有効である
栄養目標の数字だけを追ってしまうと間違えてしまうってことですね。
牛乳を飲みたい子は飲めばよい。つまり嗜好品です。
しかし、体質的に合わない子、飲めない子、毎日廃棄されている分まで保護者が負担していた現実を考えれば、選択肢ができたことは大きな前進です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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