2026/5/20
こんにちは、亀山市議会議員の草川たくやです。
朝の登園前。お子さんの準備をしながら、お財布の中の小銭をかき集めた経験はありませんか?
「今日、絵本代の集金日だった!」と気づいて慌てて両替に走る——亀山市内の保育園・幼稚園に通うお子さんを持つご家庭から、こんな声をいただくことがあります。私自身も経験者です。
働きながらの子育てで、毎月の小銭の準備は、地味だけれど確実に負担ですよね。
亀山市の公立幼稚園・保育所などは全部で13園あります。
そこでは令和5年度から、保育園と保護者をつなぐシステム「コドモン」が運用されています。連絡帳のやり取りや欠席連絡をスマホで送れる便利な仕組みです。
ただ、現在の集金は、毎月5つの費目(教材費・絵本代・保護者会費・主食費・副食費)と、年に1回の2つの費目(災害共済掛金・新学期用品代)、それに延長保育料を加えた合計8費目を、基本的に現金でお願いしている状況です。
朝の忙しい時間にこの集金袋を準備するのは、決して小さな手間ではありません。
私はこのテーマを令和8年3月の本会議で取り上げました。
子ども未来部からは、次の方針が示されました。
8費目のうち、市の会計に入るお金(=公金)にあたる4費目——主食費・副食費・災害共済掛金・延長保育料——については、令和9年度から口座振替への移行を検討している
との答弁でした。年間で6,730件規模の口座振替を見込んだ準備が進められています。
この方向で進めば、毎月の集金袋の中身がぐっと軽くなります。まだ「検討中」の段階ではありますが、市の方針が前向きに動き出したのは大きな一歩です。
一方で、公金以外の4費目(教材費・絵本代・保護者会費・新学期用品代)については、コドモンを使ったキャッシュレス決済も技術的には可能ですが、決済手数料が保護者負担になる課題があり、慎重に検討されています。
ここで私は、議場で次のような趣旨で要望しました。
公金以外の費目が現金集金のまま残ってしまうと、結局保護者は毎月小銭を準備しなければなりません。それでは、せっかくのキャッシュレス化の効果が半減してしまう。であれば、半期ごとにまとめて集金するなどの工夫で、実効性を高めることはできるはずです——
毎月の集金袋が、半期に1回(年2回)にまとまるだけでも、現場の負担はずいぶん変わります。手数料の壁にぶつかってそこで止まってしまうのではなく、運用の工夫で前に進められる余地があるはずだ——というのが私の考えです。
実はこの集金キャッシュレス化のテーマ、私は4年前にも議場で取り上げています。
2022年6月の議会で、亀山市が保育のICT化(コドモン導入)を進める計画を示したとき、私は議案質疑に立ちました。連絡帳のデジタル化や、毎年同じ家庭情報を手書きさせる紙書類のペーパーレス化と並んで、議場でこう発言しています。
「教材費とかを毎月いまだに集金袋に、小銭だけ入れて持っていく作業が毎月発生します。送っていく途中で自動販売機で別に飲みたくもないコーヒーを買って、小銭をつくって保育園で渡しています。これ結構負担です。こういったところもキャッシュレスでデジタル化できないか」
自分自身が、当時保育園に子どもを毎朝送り迎えしていた、ど真ん中の生活実感からの問いかけでした。
当時の答弁は、「口座振替機能を持つシステム業者が少ない」「振替手数料が発生する」など複数の課題を挙げて、「集金方法の変更については、今後慎重に検討を重ねてまいりたい」というものでした。
あれから4年。残る「決済手数料が保護者負担になる」課題はまだありますが、令和9年度から公金4費目の口座振替へ移行するという具体的な方針が、4年越しに初めて示されました。
少しずつですが、確実に前に進んでいます。
亀山市は、コドモンを全園で導入しているという点では、決して遅れている自治体ではありません。むしろ「制度はある」状態です。
大切なのは、その制度が、朝の集金袋を本当に減らすところまで届くかどうか。
制度を入れて終わりにせず、保護者の皆さんの負担が本当に減るところまで、私はしっかり見届けたいと思っています。
実際に保育園・幼稚園にお子さんを通わせている皆さん、「ここはこうしてほしい」「半期ごとならこの月がありがたい」など、具体的なご意見をぜひお聞かせください。皆さんの声が、これからの運用設計の一番の材料になります。
◆ご意見箱 https://forms.gle/VHfPR93VPCSnNorAA
◆公式LINE https://lin.ee/3td1SvyhV
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