2026/5/16
「アフリカは大きい」(2026年5月12日 note)で記したように、アフリカは大きな存在です。その現実が今どのようなものなのかを知りたいと思い、本書を読みました。
最初の「希望と絶望の交錯する経済大陸」で描かれるのは、「人類がアフリカ化」する未来です。人口増、鉱物資源をめぐる抗争とともに進行する飢餓、貧困がグローバル社会に与えるインパクトの大きさを認識し、冒頭から衝撃を受けました。
各国がアフリカへの関与を高めようとしている中にあって、影響力を強めているのが、中国とロシアです。
注目されるのが、コンゴ民主共和国(DRC)などにおける中国の存在感です。中国が、コバルト、タンタル、スズなどの重要鉱物資源を獲得する上で圧倒的な優位に立っていることが示されます。
ロシアは、サヘル・アフリカで勢力を拡大しています。マリ、ブルキナファソ、ニジェールからフランス、アメリカは撤退し、3国の軍事政権はロシアのワグネルとの関係を強化しています。
「アフリカの角」をめぐる近況、民主主義と権威主義に揺れるボツワナの現状も興味深かったです。

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