2026/4/13
府中市議会議員の渡辺しょうです。
今日は、普段あまり意識することのない「下水道」について、府中市がどのような計画で整備・管理を進めているのか、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
下水道は、私たちの生活排水や雨水を適切に処理し、街を清潔に保つための「見えないインフラ」です。大雨の時の浸水対策、地震への備え、そして老朽化した管の維持管理などすべてが私たちの安全な暮らしに直結しています。
しかし、下水道管は地中に埋まっているため、道路や公園のように目に見えるものではありません。だからこそ、計画的な整備と適切な予算確保がとても重要なのです。
府中市では、国土交通省が設けている「社会資本整備総合交付金」と「防災・安全交付金」という2つの制度を活用して下水道事業を進めています。
「社会資本整備総合交付金」は、平成22年度に創設された制度で、道路・下水道・住宅・河川など、自治体が計画に基づいて行うインフラ整備を幅広く支援するものです。
「防災・安全交付金」は、平成24年度に創設され、老朽化したインフラの対策や事前の防災・減災対策を重点的に支援するために作られた制度です。
これらの交付金を受けるためには、府中市が「社会資本総合整備計画」という計画書を作成して国に提出する必要があります。また、事業の実施後にはきちんと評価を行い、その結果を公表することが求められています。
府中市では「下水道マスタープランの推進」として、3つの期にわたって計画を策定し、段階的に事業を進めてきました。
【第1期:平成24年度〜平成28年度】
合流式下水道の緊急改善、地震対策、下水道管の長寿命化に取り組みました。
【第2期:令和3年度〜令和7年度】
下水道ストックマネジメント計画に基づき、既存施設の効率的な維持管理を推進しています。
【第3期:令和8年度〜令和12年度】
ストックマネジメント計画に加え、上下水道の耐震化計画にも本格的に着手します。
府中市が取り組んでいる主な事業をご紹介します。
まず「合流式下水道の緊急改善」です。大雨の際に汚水と雨水が混ざって河川に流れ出てしまうのを防ぐための改善工事を行いました。
次に「下水道総合地震対策」です。大地震が起きても下水道の機能を維持できるよう、管路や施設の強化を進めています。
そして「下水道長寿命化・ストックマネジメント」です。古くなった下水道管を計画的に点検・修繕し、コストを抑えながら長く使えるようにする取り組みです。
さらに第3期からは「上下水道耐震化計画」として、上水道と下水道を一体的に捉え、地震に強いインフラづくりを進めていきます。
下水道は「当たり前」に使えるものと思われがちですが、その裏では多くの計画と投資が必要です。特にこれからは、老朽化対策と災害への備えの両方を同時に進めていかなければなりません。
私は、こうしたインフラ整備の計画が適切に進められているか、予算が効率的に使われているかをしっかりチェックしてまいります。府中市が国の交付金を最大限に活用し、市民の皆さんの安全と快適な暮らしを守れるよう、引き続き取り組んでまいります。
詳しい計画書や評価シートは、府中市の公式サイトで公開されています。ぜひご覧ください。
▶ 府中市公式ページ
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/sekatu/jogesuido/kokyogesuidou_syakaishihon_2.html
皆さんのご意見・ご質問はお気軽にお寄せください。
府中市議会議員 渡辺しょう

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